2008年7月26日土曜日

結局はマーチンゲール法なのか?

私がやっていたナンピンでは、最初のポジションサイズの倍をナンピンのときにするのが通常でした。再ナンピンのときはさらにその倍をしたかったのですが、通常は最初のポジションサイズの倍にとどまるのが普通でした。

この倍にするという発想は、今朝も書きましたが、戻りが完全に見込めないことを予想して、少ない戻りでもトントンにして逃げ切れるようにという発想です。単価を引き下げるということともいえますが、なんとか早く逃げるというリスク対策でもあるわけです。もちろん、ポジションサイズが増えるために、損失が急速に膨らみ、今日のようにマージンコールに引っ掛かる可能性を高めてしまうという逆の効果もあります。

これは、博打で(嘘の)必勝法として知られる「マーチンゲール法」の考えとも言えます。これは負けるごとに倍でかけていけば、最終的に勝てるというものです。これは、手数料のことを考えていないことと、連敗が続いたときに資金が持たないという問題点があり、嘘の必勝法であることが知られています。

ナンピンの発想にしても、必ずどこかの段階である程度の戻りがあるという前提があります。もし、一本調子の下落であれば、資金が続かなくなるわけです。それが今日の私の例ですが。。

私としては、相場は必ず上下動の動きがあるというのが本質だと思っていて、それを使えばいいと思っているわけですが、実際に今日のようなケースはもちろん、今日以上に一本調子、さらに何倍もの下落、上昇をしているケースは見受けられ、少なくとも最大連敗数や、ナンピンの入れ方のルール化をしておく必要はあるでしょう。

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