2008年6月5日木曜日

ここは冷静にならなければ……

ナンピンは厳禁。

こう相場では言われているが、私はけっこうやってきた。
そしていつも痛い目にあってきた。

3年前のカナダドル円の上げ相場での売り

先日のボンド円の上げ相場での売り

もう下がるだろう、もう下がるだろうということで、その際に損を少しでも早く取り返し、さらに利益を出すために、少し下げの気配が出ると売り増し、つまりナンピンをしてしまうのだ。

結局は、マージンコールに引っ掛かって、どちらも100万円以上の損となってしまった。

もう二度とやるまいと思っていたものの、また知らず知らずのうちにやっていた。

これが、豪ドル円とニュージーランドドル円のサヤ取りです。

このところ、豪ドルの急騰、そして、先ほどニュージーランドドルの急落がありました。
経済成長の差が反映しているのだとおもいますが、豪ドルとニュージーランドドルとの相関関係に大きな変化が起きています。

そこに、かなりのポジションのサヤ取りを取っていました。前提は豪ドルとニュージーランドドルの相関関係が基本的に変わらないというもの。ところが逆に逆に動いています。

昨晩も、配信サービスからさらなるサヤ取りの指示があり、どうしようか迷ったのですが、もう、これ以上豪ドルが上がることはないだろうと考えて、結局、ポジションを高くしてとりました。

そこでの、ニュージーランドドルの急落。

気がついてみれば、それぞれ9万通貨のポジションを持っています。豪ドル売り、ニュージーランドドル買いですが、どちらも相場の逆で損が膨らみ、含み損は合わせて15万円ほどにもなっていました。

AUD/NZDのチャートを見ると、かなりの高水準。もうこれ以上上がることはないだろうと、ポジションを積み増したくなりましたが、よく考えればこれはこれまで失敗してきたナンピンと同じ。とどまりました。

うーん。どうすればいいのでしょう?

相場が戻るのを落ち着いてみるしかないのでしょうか。

2008年6月4日水曜日

サヤ取りってどうよ?

先日からFXのサヤ取りシグナル有料配信サービスに基づいてポジションを持っている。

金額は少ないが確実そうに思えて、少しずつポジションを増やしてきた。

また、ほかの有料配信サービスでも、これまでの配信に加えてというか、代わってというか、サヤ取り(のような)シグナル配信サービスが始まった。

出だしがよかったので、ポジションサイズもだんだんと大きくしてきたが、がぜん疑問がわいている。

それは、「サヤ取りとかいっても、結局は普通のポジションを持つのと変わらない」ということです。

たとえば、豪ドル円を売って、NZドル円を買うというのはよくあるサヤ取りですが、これは、豪ドル/NZドルを売っているのと同じじゃないの? ということです。

ほかにも、USD/CHFと EUR/USDをどちらも買う(もしくはどちらも売る)といったポジションが持たれますが、これも、EUR/CHFを買うのと同じじゃないの?ということです。

同じようにも思えますが、通貨ごとで円換算で買う量が変わることなどで、全く同じともいえない気はします。

とはいえ、同じようなものであることは言えます。

確かに、豪ドルとNZドルは同じような動きをするといわれますし、実際そうですが、やはりAUD/NZDのチャートを見ると、かなり変動しています。

そして、実際、それが今朝の10時半に起こりました。
その時間にオーストラリアのGNPの発表があったのですが、予想以上だったことで豪ドルが急騰したのです。一方、NZドル円はほとんどあがりませんでした。結果的に。AUD/NZDは急騰し、AUDを売りから入っているサヤ取りのポジションは軒並み、含み損が増大しています。唯一、AUDを買いから入っているポジションを持っていたので、これは利益がとれました)。チャートを見る限り、元のレベルに戻るのは時間がかかりそうです。

同じように、EUR/CHFの相場もかなり変動しています。

二つの通貨のポジションを持つことと、それを合成した通貨のポジションを持つことと、どう違うのか? 筋道だって計算すればわかることなのでしょうが、まだやっていません。

とにかく、それが終わるまではポジションサイズを小さく(1万通貨まで落とす)して、様子をみていこうと思っています。

(負けない投資法といわれ、実際に負けのトレードが出ていないところが多いですが、損が出ている組み合わせは決済を先送りしているだけとも言えます。私が受けている配信サービスでも、通常の一つの通貨のポジションで考えれば「ナンピン」と思えるような、買い増し指示が出ています)

余裕ができたら、本などを読んで、ちゃんと研究したいです。