先ほど、南アフリカランド戦略でケチをつけた本にも、その具体例の前には、「ロスカットを避けるのがコツ」という見出しのもと、リスク管理の重要性が説かれています。
ただ、そこで書かれていることと具体的戦略がマッチしていないのですね。
「リスク管理のポイントは、レバレッジを低めにして証拠金に余裕を持たせてロスカットを避けること」。
ロスカットを食らった私には耳に痛い言葉ですが、この本ではそう書きながら、資金100万円の人にレバレッジ20倍で120万通貨単位買う戦略を示しているわけです。利益が多いことを示すためでしょうが、このように矛盾した内容をかけるというのは理解に苦しみます。
また、
「参入のポイントは高値づかみを避けること」とあり、それはもっともで、そのために、具体的戦略でもボリンジャーバンドを使って下に振れたところで買おうとしています。しかし、だからといって相場はどんどん下落する可能性もあり、今年の前半では実際に急落していったわけです。
この本では、
「スワップポイント狙いでも、やはりマーケット分析(為替予想)が成功のカギといえるだろう」と結んでいますが、それを言ってはおしまいよ、と言いたくなります。テクニカルの戦略を示して利益の大きさであおりつつ、こんなことを書くというのは。。。じゃあ、マーケット分析ってどうするのよ? と突っ込みたくなりますが、それは解説されていません。というか、解説できるものではないでしょう。
なんだか、おっさんの愚痴っぽい、いやな話になってしまいました。
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