『タートル流投資の魔術』で興味を特に引いたのは、ポジションサイジング。
「それは、ポジション・サイズを金額変動に基づいて調整することによって、ポジションの変動性を正規化するもの」
これは研究して、自分のトレーディングにも取り入れていきたいところです。
これは、「真の値幅の20日指数移動平均」のことで、現在ではATRがそれにあたるという。
これによって求められた金額変動が、アカウント、つまり口座総額の1%になるよう、ポジションサイズを決めるというものです。
ATRはMetatrader のカスタム指標として入っていたので、ポンド円の日足チャートでチェックしてみました。すると、今の時点では、1.9120と出ました。ちなみに、ここ半年で高かったのは4月はじめで、3.8ぐらいあります。現在の倍の値幅ですね。確かに、ここから考えて同じ通貨でもリスク量が倍になっているわけですから、これに基づいてポジションサイズを変動するのは理にかなっています。
たとえば、現在のATRを1.9として、口座を200万円とすると、1枚(1万通貨)での変動は1万9000円。口座の1%は2万円ということで、適正なポジションサイズは1枚ということになりますね。
うーん。ただ、1枚だと1日せいぜい1万円の利益がいいところで、生活は厳しいです。。
ドル円でみてみると、ATRは1.1200 1枚での変動は1万1000円。口座の1%の2万円を割ると、適正なポジションサイズは2枚ということになります。
口座の1%という基準を採用するかはさておき、ポンド円とドル円の相対的なポジションサイズは、このATRを用いることによって、明確に決められると思いますし、ATRの変動に応じてポジションサイズを決めることも、リスクコントロールの質を向上させるように思います。
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