「利小・損大」ではななく、「利大・損小」。
多くのトレーディング本に書いてありますが、人間心理からなかなかこれはできません。
昨日も、まさに「利小・損大」になってしまいました。
まずは、ブレイクアウト手法に基づく仕掛けでの「損大」。
先週末の下げに続いて、昨日は戻して上げるのか、それとも下げるのかが注目されましたが、少しは戻して上げるものの、おそらくまた下げてくるのだろうと思いながらみていました。
ただ、朝の戻しが急だったのにおどろき、30分足で直近の高値を超えているのに気付きました。「あれ、もしかして上げ仕掛けをしわすれたか。。。」とあわてて、ブレイクアウト手法の上げ仕掛けの条件をチェックしたところ、上げ仕掛けを満たしていました。
急いで、戻りでの買いを狙って仕掛けましたが、運よく(実は運悪く)買いできました。
しかし、戻しはそこまでで、すぐに下落基調に転じました。「これ下落だなあ」と思いながらも、上げ仕掛けの損切り条件があるので、「これを守らねば」と思っているうちに、ずるずる下落し、あえなくロスカット。10万通貨で7万円の損をしてしまいました。
仕掛け忘れのままでいれば、しなかった損です。というより、しっかりと朝にチャートをチェックして、仕掛けをしていれば、もっと機敏に対応できたでしょう。
これが「損大」。
一方、下げ基調を確認して、一目均衡表の雲が薄くなっているところに近付いていたので、これは割れそうだと思いながら見ていましたが、午後に仕事が入ってしまっていて、売りポジションを持ちたいところでしたが、断念して出かけました。そして、出先で相場をチェックしたら、案の定(と偉そうにはいいたくありませんが)、一気の下落。3円ほども下落していたので、「あのとき売りポジションを立てていれば」と悔やむことしきり。
そして夜。
急落も下げ止まって、戻りに入っていましたが、再度の下落が予想されたので、思わず売りの裁量。ここは思惑通り下げてきましたが、少し下げがもたつくと、さらに上昇に転じるのが怖くなって4000円ほどで利益確定。このあと、さらに下落したので2万円ほどはとれていたところでした。
これが「利小」。
そして、もうひとつ「利小」。
また下げ止まり、いわゆる「W底」を形成したので、これはある程度戻すなあと思っていたら、少しチャートから目を離したすきに、戻しを開始。ここもあわてて裁量で買いポジションを持ちました。
やはり上昇しましたが、ちょっともたつきさらなる下げが怖くなってきました。そこで、損切りラインを買値に設定。損はしないようにしました。といってもそのときには4pipsほどしか上にいっていませんでしたから、あえなく、売りにひっかかりクローズ。すりっページで800円ほどの損でした。
その後、すぐに急騰にはいり、結局は1円から2円は楽にとれたところでした。
これがもうひとつの「利小」です。
まあ、こんな愚痴を書いたところで、実際の口座の残高が変わっていなければ何も意味がないことで、少しの保ちあいでもちゃんとポジションを持つためには、やはり、思いつきの裁量トレードでなく、ちゃんとしたルールに基づいて行うことが必要だと改めて感じました。
自分への戒めをこめてのメモでした。
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