2008年6月24日火曜日

全部で利益を取ろうとしないこと

先ほど、勝つことよりも負けないこと。

と投稿しましたが、それとは逆の勝つことだけを追求しはじめたのは、皮肉にも「検証」作業からでした。

ブレイクアウト手法を2007年の30分足チャート(ポンド円)で検証したのですが、トレンドが転換しての最初の上げや下げではブレイクアウト手法は、利益が出ません。

トレンド転換後の上げや下げがきついほど、検証しながら、「この上げ・下げを利益に変えられたらいいのに・・・」と思うようになりました。いわば、なんとか、底と天井をつかんで利益にかえたいという、とんでもない願いを持ってしまったのです。

その結果、やたらめったら、ブレイクアウトしたとみなしてエントリーすることを考え始めました。情報商材に書いてあったエントリー条件はほとんど無視して、あるひとつの指標だけを満たしていたら問答無用でエントリーする。そう考え始めました。そうすれば、最初の上げ・下げを利益に変えられることも(全部ではありませんが)出てきます。

しかし、逆のこと。つまり、損失が増えることはあまり考えていなかったのですね。

特に、検証した2007年はボンド円の変動幅も増え、トレンドが明確で、ブレイクアウト手法の天敵であるレンジ相場もほとんど見られませんでした。なので、エントリーを増やせば増やすほど、利益は増える計算になっていったのです。

かなり骨折り損のくたびれ儲け的な期間も明白でしたが、ガンガンとエントリーするというのは、オーバートレーディング傾向を早くも見せ始めていた私にとって魅力的でした。

そして、オーバートレーディング、オーバーポジションのわなにはまっていったのです。

その結果が、昨日の50万円のロスカットでした。

今日の午後から、改めてブレイクアウト手法の検証を同じ2007年の30分足(ポンド円)チャートで行っています。とにかくエントリーするぞ!というマインドで、前回はエントリーをしまくって検証していっていましたが、今回は、すべての要素を加味しながら、考えつつエントリーポイントを探っています。(ただ、過去のチャートだと、その先の結果が見えているので、いい結果のときのみ選択して、悪い結果のときは選択しないという結果に陥りがちです・・)

そのとき感じたのが、できるだけエントリーしない、全部で利益を取ろうとしない、これまでとは全く逆の発想の大事さでした。

実際のトレーディングでは、どこまで抑えられるのか、また、エントリーしなくて、利益が出たパターンを見た際のマインドの持ち方など、きれいごとではないと思いますが、できるだけトレードしないというのは、私にとってかなり新鮮な発想だったので。書いてみました。

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